基本情報技術者試験を受けてきました
昨日、基本情報技術者試験を受けてきました。
今回が2度目の試験です。
A試験が740点でB試験が690点だったので、合格していると思います。
(A試験・B試験ともに合格基準点は600点)
1回目の受験は、問題集(パーフェクトラーニング)の標準問題まで進んでいないうちに受験日が来てしまい、B試験が565点というやや惜しい点数で落ちてしまいました。
(思えば、申し込みが早すぎました…)
1回目の受験の時はA試験が690点で、B試験が565点でした。
今回の受験ではA試験が50点伸び、B試験は125点も伸びたので、私にしてはよくやった方かと思います。
合格までに費やした勉強時間は約300時間
ちなみに1回目受験までの勉強時間は約200時間、期間は5ヶ月でした。
転職して毎日ほぼ残業になったので平日は勉強せず、週末や長期休暇に1日4~5時間勉強しました。
2回目受験までの勉強時間は約300時間で期間は7ヶ月です。
数学の知識が乏しいので、調べながらやり、ほかの人より時間がかかってしまいました。
A試験の勉強のしかた
私が基本情報技術者試験の勉強を開始したのは去年の12月でした。
「いちばんやさしい基本情報技術者」の問題を1ヶ月繰り返し解きました。
この本は過去問がたくさん載っていたのでかなり力がつきました。
テキストを読んですぐに問題演習に入れるスムーズさも重宝しました。
このテキスト問題集の問題を3回転繰り返した後、過去問道場の過去問演習に入りました。
過去3回分とA試験のサンプル問題を解いたのですが、70~75%くらいの正答率でした。
A試験は「いちばんやさしい基本情報技術者」だけで合格点に届きました。
その後は復習のため、電車の中や待ち時間、休憩時間などに過去問道場の午前試験を解きました。
B試験の勉強のしかた
B試験の対策で最初に手を出したのが「情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第3版」でした。
最初は簡単な問題でトレース力を身に着け、徐々に難しい問題になっていくというものでした。
7章まではトレースして解いて解説を読んで理解できましたが、8章はなかなか理解できず苦しみました。
しかしトレースして解説を読むことを繰り返していると1週間くらいで理解できました。
例えば、ABCの順序でオブジェクトが並んでいるとします。
headは最初のAです。
currがheadのAをさしている状態で、
curr←curr.nextの文が現れると、currが次のBをさします。
currのBが削除されると、
(currの前のAをさしていたprevの)next(次)は
prev.next←prev.next.next(次の次のC)になります。
prevのnextが削除されてしまい、なくなったから、prev.next.nextのCになるわけです。
最後に9章の問題と解き、7割くらい解けたので、Bのサンプル問題で実力を試してみました。
試したところ、50%の正答率。
私の場合、情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]だけでは合格点には達しませんでした。
基本はできていてもまだまだだなあと思い、次は大原出版の「基本情報技術者[科目B]アルゴリズムとプログラミング トレーニング問題集(第2版)」を購入して毎日10~20分アルゴリズムに触れる時間を作りました。
↑残業して帰った日でも10~20分で2~3問解くことができ、毎日続けることができました。
忙しい人がアルゴリズムに慣れるのに適した1冊だと思います。
最初は考え込む問題も多々ありましたが、だんだん分かってきて短時間で解けるようになりました。
しかしこれだけでは短いプログラムは解けても少し長いプログラムに対抗できるだろうか?と思い、パーフェクトラーニングを購入。
基礎問題が解けるようになりました。
ただ、基礎問題は、基本情報技術者[科目B]アルゴリズムとプログラミング トレーニング問題集(第2版)の問題と同じで短いプログラム。
標準問題に入ろうかというところで受験日がきてしまい、B試験は565点で終わってしまいました。
ただ、その時受けたB試験、パーフェクトラーニングに載っていた問題に似ているものが所々にありました。
その後、標準問題をしっかりと解き、間違えたところや分からないところは解説を読んで標準問題を解けるようにしました。
標準問題を学習後に15、16で出てくる難問も解いてみると意外と解けました。
これで読解力と素早くトレースする力はついたような気がします。
コツとしては、トレースの際にプログラム全文を書くのではなく、変数の値をプログラムを読みながら追っていく感じです。
変数の値の変化だけトレースすると2回目の試験ではスラスラ解けました。
(1回目の受験では詳しくトレースしすぎて混乱してしまいました)
また、サイトウさんの以下の動画の問題でもトレースの練習をしました。
でも念のため、もう1冊の問題集「かんたん合格 基本情報技術者予想問題集」も解いてみました。
中には解いたことがある問題もあったのですが、大体75%~80%解けました。
ほとんど初見の問題である3回目も70%といい感じです。
さらに試験直前にサイトウさんの動画にある問題を解いてみました。
1~8までスラスラと解けましたが、9番と10番は難しかったです。
2回目の試験を受けた感じ
1回目の試験は勉強不足で難しく感じましたが、2回目の試験を受けたところ、B試験はサンプル問題やかんたん合格 基本情報技術者予想問題集と同じくらいの難易度に感じました。
パーフェクトラーニングの難問ほどの問題は1問しか出ませんでした。
時間の関係上、セキュリティ問題を優先して解いたため、この問題だけあてずっぽうにしました。
今回のB試験を振り返ってみると、変数の値を追っていくように素早く簡潔にトレースすることが重要だと思いました。
また、素数などある程度の数学的知識もあった方がいいかと思います。
セキュリティ問題に関しては今までの問題集の問題およびセキュリティの過去問を解いていたことである程度解けたように思います。
セキュリティの過去問はパーフェクトラーニングに付属していた過去問18回分の午後セキュリティ問題を解きましたが、同じではなくても似たような問題が今回のB試験にも出ていいました。
A試験も過去問道場で解ける問題を増やしたので、前回よりも50点スコアアップができました。
基本情報技術者試験の勉強を通じてできるようになったこと
転職してVBA(エクセルのプログラミング言語)を使ったエクセルツール(自動採番や自動計算、検索フォーム等)を開発する業務にも携わっているのですが、1年目は検索してコピペや書籍のプログラムで作成していました。
しかし今回の基本情報技術者試験のB試験の勉強(アルゴリズムとプログラミング)を半年くらい行ったことで、自分でVBAを組めるようになりました。
もちろんネットから検索することもあるのですが、それを改変して思うようなプログラムが作れるようになりました。
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