年収1,000万円の税金が50%と言われる原因
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経理用自習
年収1,000万円は税金を取られるばかりとよく言われます。
しかし年間で見れば、年収に対して税金が占める割合は、以下の通り34~36%くらいです。
社会保険:1,280,000円
住民税:621,200円
所得税:816,900円
固定資産税:175,000円
消費税:480,000円
年間備品にかかる消費税:40,000円
たばこ税:75,000円 ※任意
酒税:48,000円 ※任意
自動車税:51,000円
(合計:3,464,100~3,587,100円)
年収1,000万円の半分が税金といわれる理由は給与の手取り額にあった!
上記を見ると50%とやや隔たりを感じます。
では、なぜ年収1,000万円の半分が税金といわれるのでしょうか?
年収1,000万円の年間手取りは、728万円くらいです。
年収1,000万円の方の多くは大企業に勤めておられ、たいていボーナスは夏・冬ともに2ヶ月分です。
となると、728万円を月割りにすると…
ボーナス以外の手取りの月給が45.5万円になってしまいます。
ボーナスの時はドカーン!と91万円入って嬉しいですが、毎月の通常の給与は45.5万円…
これでは年収1,000万円に対して半分くらい税金持っていかれたー!となるのもわかります。
ボーナスが多い企業ほどこの錯覚は起きやすいかと思います。
年収に対して税金を計算したいときは年単位で計算するといいでしょう。
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