消費税増税後の家計への影響
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最終更新日:2019/09/16
経理用自習
2019年10月から消費税増税が決まりました。
多くの人が家計に響く、生活がさらに圧迫されると口にしております。
そして私の場合、どうだろう?
そう言えば私、どれくらい税金を払っているのか?という疑問が湧いてきました。
そこで、消費税を含めて、年間の税金を計算してみました。
意外と消費税増税の影響が少なかった
私の年収は約420万円。
月収にして30万円くらいで手取りは24万円くらいです。
自営の収入を入れると手取りで30万円くらいになります。
生活費は税抜で7.5万円くらいです。
社会保険・所得税・住民税:720,000円
固定資産税:72,000円
自営にかかる税金:60,000円
消費税:90,000円 ※多めに見積もっています。
年間備品にかかる消費税:10,000円
自動車税:0円
たばこ税:0円
酒税:0円
自動車にかかる税:0円
(合計金額:952,000円)
私が年間に払っている税金(社会保険料含む)は、約95万円でした。
年収に対する税金の割合は22.7%くらいです。
ちなみに消費税は10%で計算しています。
8%でしたら年間8万円で済みますので、消費税10%への増税で年間2万円多く税金を納めることになります。
月1,667円くらい生活費が多くなります。
1~2冊資格本が買えるくらいです。
う~ん・・・現在の生活費ではさして増税の影響がないみたい。
でも年間2万円あるのとないのとでは違いますね。
これが将来消費税20%になると、年間支払消費税が20万円になります。
すると現在より年間12万円支出が増えます。
現在の年収に対する税金の割合は25%に上昇です。
月7.5万円の節約生活でも、消費税20%だとひと月1万円支出が増えてしまうのです。
平均的な家庭だとどうなるのか?
まず一家の大黒柱が450万円くらいの年収で奥さんがパートで100万円くらいの年収とします。
子ども2人で生活費が月22.5万円(税抜)で年間270万円。
社会保険:692,256円
住民税:213,300円
所得税:103,300円
固定資産税:175,000円
消費税:270,000円
年間備品にかかる消費税:20,000円
たばこ税:75,000円 ※任意
酒税:48,000円 ※任意
自動車税:51,000円
(合計:1,524,856~1,647,856円)
夫婦で550万円の年収に対して27~30%。
消費税が8%だったら232,000円なので、消費税10%への増税で年間5.8万円多く税金を納めることになります。
ひと月あたり4,833円くらい生活費が多くなります。
子持ちの世帯で月5千円近く支出が多くなると、結構苦しいのではないでしょうか。
その上、将来消費税20%になると、年間支払消費税が580,000円となってしまいます。
現在より支出が年間348,000円も増えてしまいます。
ひと月あたり3万円近く・・・ひえええ!
年収に対する税金の割合が33~35%です。
こりゃますます若者が家族を持つことを恐れ、少子化が加速してしまいますね。
とてもじゃないけど、1家4人生活できません。
消費税20%の時代がくるかどうか現時点では分かりませんが・・・可能性は極めて高いと思います。
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