夫婦で年収1000万円と一人で年収1000万円どちらが得?
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最終更新日:2021/04/24
経理用自習
会社員の夫1人で1,000万円を稼ぐか、夫と妻とで1,000万円稼ぐかどちらが税金面で有利でしょうか?
結論から申し上げますと、夫婦で1,000万円稼いだほうが税金面で有利です。
年間で40万円くらい差がつきます。
なお、消費税については、生活費月40万円で計算しております。
生活費を月20万円に抑えると年間24万円税金を抑えることができます。
夫婦共働きで世帯年収1,000万円の場合
では、夫婦共働きで世帯年収が1千万円の家庭はどうでしょうか。
子ども2人で生活費が40万円で年間480万円。
夫600万円 妻400万円で計算。
社会保険:1,530,408円(911,100+619,308)
住民税:477,700円(304,200+173,500)
所得税:288,100円(203,400+84,700)
固定資産税:175,000円
消費税:480,000円
年間備品にかかる消費税:40,000円
たばこ税:75,000円 ※任意
酒税:48,000円 ※任意
自動車税:51,000円
(合計:3,042,208~3,165,208円)
年収に対する税金の割合が30~32%になりました。
金額にして300~320万円の税金です。
1人で年収1,000万円の場合は?
夫が年収1千万円で妻が専業主婦の家庭をモデルに見てみます。
子ども2人で生活費が40万円で年間480万円。
社会保険:1,280,000円
住民税:621,200円
所得税:816,900円
固定資産税:175,000円
消費税:480,000円
年間備品にかかる消費税:40,000円
たばこ税:75,000円 ※任意
酒税:48,000円 ※任意
自動車税:51,000円
(合計:3,464,100~3,587,100円)
年収に対する税金の割合が34~36%になりました。
金額にして346~360万円くらいの税金です。
40万円もの差がありました
結論として、夫1人で1,000万円稼ぐより、妻と2人で1,000万円稼ぐ方が40万円くらい税金が安くなります。
住民税と所得税だけにフォーカスすれば60万円以上の差があります。
また、生活費を40万円から20万円にすると年間消費税が48万円から24万円になり24万円ほど支払う生活費が少なくなります。
年収に対する割合としては、2.4%低下。
年収に対する税金の割合を32~34%にまで抑えることができます。
年収が上がっても生活レベルを上げなければ、税金を抑えることができそうですね。
また、失業や定年などでライフスタイルが変わった時も慌てることがないでしょう。
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